言語学各論A

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  日専 前期 2・3 2 大原 始子

授業の主題(テーマ)
社会言語学〜多様な言語社会とことばの様相

授業の目標(講義概要)
世界には、居住する民族の多少、歴史の長短、他民族との接触、そしてこれらの組み合わせによって、様々な言語社会が存在する。これらの社会の状況や要求に応じて、単一言語・二言語・多言語使用があったり、ニ言語変種併存、混交語、借用語といった言語現象が見られる。それぞれの代表的な国家、社会を取り上げて、人とことばの関わりを見ていこう。

授業計画
第一回 オリエンテーション
以下、前期で取り上げる主な項目である。
* 言語と方言、世界の方言
* 方言と標準語、標準語化のプロセス
* 公用語の選択と国家
* 公用語・国語・国家共通語
*「日本における英語の第二公用語化」ビデオ
*「日本における英語の第二公用語化」のレポートとディスカッション
* ニ言語使用、多言語使用
* 二言語変種併存社会
* 言語接触
* 混交語〜ピジン
* 混交語〜クレオール、ポスト・クレオール
* 借用語
* 言語使用とアイデンティティ
* コード・スイッチング

評価方法
期末の筆記試験と課題のレポートによって評価する。授業中の質問への回答状況なども考慮に入れる。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
シンガポールの言葉と社会 大原 始子 三元社 2,300円

備考
多くの言語に関心を持つこと。日本語教員を目指すものは、少なくとも英語の文法の能力を持つことが望ましい。